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気候変動と防災への向き合い方

気候変動と防災への向き合い方

-ひとりひとりが出来ることは?-

2023年11月13日

カテゴリ:防災

気候変動が進む中、私たちはますます頻繁で複雑な災害に直面しています。洪水、台風、地震などの自然災害の発生確率が増加する一方で、我々はこれらのリスクにどのように適応し、対処するかに焦点を当てる必要があります。この記事では、気候変動と防災を結びつけ、持続可能な未来の構築に向けひとりひとりが出来ることに焦点を当てます。

気候変動と災害の関係

気候変動は、異常気象や海面上昇などの現象を引き起こし、これが災害の頻度や強度を増加させています。例えば、温暖化により海水温が上昇することで、台風やハリケーンの勢力が増す傾向があります。これにより、これらの災害がより猛烈になり、影響を及ぼす地域が拡大しています。

実際に気象庁発表データによると、年間豪雨件数は1976~1985年の平均が226件だったのに対し、2013~2022年の平均は328件であり、年間約100件豪雨件数が増加しています。

気候変動の抑制に貢献できること

では気候変動を防ぐために我々はなにができるのでしょうか?

移動手段から使用する電力、食べ物に至るまで誰もが気候変動の抑制に貢献できます。

気候危機に立ち向かうために、国連が推奨する以下の10の行動から始めてみましょう。

  1. 家庭で節電する
    LEDの電球や省エネタイプの電化製品への切り替え、乾燥機を使わず自然の力で乾燥させるなど、エネルギー消費量を減らしましょう。
  2. 徒歩や自転車・公共交通機関での移動
    自動車の乗る変わりに徒歩や自転車で移動することも効果的です。列車やバスなど一度に多くの人数が移動できる方法も気候変動の抑制に貢献しています。
  3. 野菜をもっと多く食べる
    一般に、植物性食品の生産による温室効果ガスの排出は少ないため、野菜や果物、全粒穀物、豆類、ナッツ類、種子の摂取量を増やすことでも貢献ができます。
  4. 長距離の移動手段を考える
    例えば飛行機では大量の化石燃料が必要であり、相当量の温室効果ガスの排出にも繋がってしまいます。可能な限りオンラインを活用することで環境への影響を軽減できます。
  5. 廃棄食品を減らす
    食料の廃棄は、資源だけでなくそれに関わったエネルギーも無駄にすることに繋がっています。すぐに食べる予定のものであれば、販売期限の迫った商品を積極的に選ぶ「てまえどり」を行いましょう。
  6. リデュース・リユース・リペア・リサイクル
    私たちの購入する多くの製品は原材料の段階から市場展開に至るまであらゆるシーンで炭素を排出しています。減らす・再利用する・修理する・再生利用することを心がけましょう。
  7. 家庭のエネルギー源をかえる
    電力会社によっては風力や太陽光など再生可能エネルギー源への切り替えが可能です。一軒家の場合は屋根にソーラーパネルを設置することも推進されています。
  8. 電気自動車にのりかえる
    自動車の購入を検討しているなら電気自動車も候補に入れてみてください。電気自動車はガソリン車やディーゼル車より大気汚染の軽減・温室効果ガスの排出量軽減に役立ちます。
  9. 環境に配慮した製品を選ぶ
    ひとりひとりの購入するものが積み重なって地球に影響を及ぼします。環境に配慮した衣服なども増えてきているので、迷った際にはそちらを選んでみてはいかがでしょうか。食品を地産地消することも環境への貢献に繋がっています。
  10. 声をあげる
    自分だけでなく周囲の人にも行動をしてもらうことは最も効果的な方法のひとつです。できる範囲から始めてみてください。

まとめ

気候変動と災害は複雑に絡み合った課題であり、これらに対処するためには新しい視点と総合的なアプローチが必要です。地球環境の変化に柔軟かつ持続可能に対応するために、科学的な研究、地域社会の協力、そして持続可能な都市計画の推進はさることながら、ひとりひとりの行動と意識の変化が不可欠です。


ひとりひとりが出来ること・家族で出来ること・地域で出来ること・学校や職場で出来ること…10の行動をもとに考えてみてください。

災害時に備え家族で避難のルールを話し合っておくなど、環境への取り組みも防災への取り組みも日ごろの意識が重要です。

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